ハイパースケープ パッチノート 1.1

2020年09月02日| ハイパースケープ| UBISOFTJAPAN

基本プレイ無料のバトルロイヤルFPS『ハイパースケープ』シーズン1のリリース以降、初めてとなる主要タイトルアップデート1.1が登場します。このアップデートでは、コントローラー設定の改善とショーダウンのバランス調整が行われます。詳しくは、以下のパッチノートをご覧ください。

チャレンジャーの皆さん、こんにちは!

ハイパースケープの最初のシーズンが全プラットフォームで正式にリリースされたことで、既存のコミュニティはもちろん、本作を初めてプレイするコンソール版のプレイヤーたちからも、貴重なフィードバックが新たに寄せられました。私たちにとって皆さんからのコメントは極めて重要であり、シーズン1のリリース以降、初めての主要アップデートであるパッチ1.1から、フィードバックへの対処を開始します。

コンソール版のリリースによって、オープンベータ期間中よりも遥かに多くの、コントローラーでのプレイに関するコメントが寄せられました。特にエイム感度とコントローラーのスティックの操作感全般に関する問題が多く報告されています。そこで、エイム加速を無効化してリニアなレスポンス曲線を選択可能にする、新たなコントローラー設定を追加しました。コンソール版で快適な操作感を実現することはとても重要なので、この問題に関しては今後もフィードバックに注目していきます。

また、ショーダウン中にクラウンを奪うとあまりにも簡単に勝利でき、クラウンを持ったプレイヤーを追いかけるのがフラストレーションになっているという意見も寄せられていました。そこでショーダウンに大幅なバランス調整を行います。コンソール版のエイム操作感の向上とあわせて、ショーダウンでの体験が全体的に改善されるでしょう。

武器に関しては、パッチ1.1では主にヘックスファイアとマンモスが強過ぎる問題など、PC版とコンソール版の両方で報告が寄せられていたバランス問題に対処します。

また、ゲーム内に「ダメージ減衰」の概念を導入します。まず最初はスナイパーライフルのプロトコルVで、極端な遠距離からワンショットキルされる確率が低下します。これによって、遠距離になると距離に応じてダメージが減衰するようになります。これは7月にテストを開始して以来、多くの要望が寄せられていた要素なので、皆さんの感想をお伺いするのを楽しみにしています。また、プロトコル限定で新たにレンズフレアのエフェクトを追加し、自分がスナイパーから狙われていることが分かりやすくなります。

以前にもお伝えしたように、本作はプレイヤー、視聴者、ストリーマーである皆さんとの継続的な関係によって作り上げられるものです。私たちはゲーム内の問題を指摘する皆さんからのフィードバックに耳を傾け、内部で得られたデータと照合して詳細に分析を行い、できる限り早く問題を解決できるように努めます。

新たな進化についてもすでに計画済みで、間もなくハイパースケープにさらなる改善が施されますので、ご期待ください!

ハイパースケープの主な新要素

コントローラーのレスポンス曲線設定

コントローラのエイムに新たに2つの設定を追加:

  • エイムレスポンス曲線:クラシック曲線 / リニア曲線の切り替え(デフォルトはクラシック)
  • エイム加速:オン/オフの切り替え(デフォルトはオン)

開発コメント:特にコンソール版を中心に、多くのプレイヤーからコントローラーでのエイムの改善に対する要望が寄せられていました。これらの新たな設定は全プラットフォームに追加され、スティックでエイムする際の精度と慣性を以前よりも細かく制御できるようになります。リニア曲線を選択すると入力とエイム速度が直接リンクします。

エイム加速を無効化すると、エイム操作時の慣性がなくなり、エイム先を予測しやすくなります。*

*以前のコントローラー操作に違和感を感じていたなら、設定を変更して自分に合った設定を探してみましょう。まずはエイム加速を無効化してみるのがおすすめです。また、選択したレスポンス曲線に応じて、現在のエイム感度の設定値の効果が大きく変化する可能性がありますのでご注意ください。*

付記:エイム/感度のオプションには他にも改善が行われています。これらは以下の「ゲームモード&システム」のセクションに記載されています。

プレイヤープロフィール&データ

プロフィールタブ内のハイパースケープHUBのチャンピオンの殿堂のポータルから、プレイヤープロフィールといくつかの通算データにアクセス可能になりました。

*これはまだ初期段階であり、今後さらに機能を充実させていく予定です。*

エリミネート画面でのプレイヤーの通報

エリミネート画面からプレイヤーを通報できるようになりました。

開発コメント:これは以前は対象がスクワッドメンバーのみに限定されていたプレイヤー通報機能の改善です。あなたをエリミネートしたプレイヤーがチートを使ったと信じるに足りる相当な理由がある場合や、[チャレンジャー行動規範](http://hyperscape.com/contenderscode)に違反する悪質な言動を取られた場合は、そのプレイヤーを通報できるようになります。*

武器

<ヘックスファイア>

  • 融合による装弾数の変化: 100/120/140/160/180(以前は150/180/210/240/270)
  • 全体的にエイムアシストを低下

開発コメント:現在、ヘックスファイアはコンソール版のメタを圧倒しています。装弾数を少なくしてエイムアシストを低下させることで、攻撃を受けたときに感じるプレッシャーを低下させて、他のフルオート武器も使われるようにします。これらの変更で武器バランスが改善されるか監視を続け、必要であれば再調整を行います。

<マンモス>

  • 融合によるダメージの変化: 4/4/4/4/5(以前は5/5/5/5/7)
  • 融合による装弾数の変化: 6/7/8/9/10(以前は5/6/7/8/9)

開発コメント:特にPC版において、マンモスはキルに関してもダメージに関しても効率が良すぎました。そのためダメージを調整しますが、装弾数を若干増加することでその埋め合わせをしています。この変更により、ハーピーなどの他の近距離武器との影響力のバランスが調整され、以前ほどの万能性はなくなるはずです。この変更による武器バランスへの影響を監視し、必要であれば再度調整を行います。

<プロトコルV>

  • ダメージ減衰: 150m以上
  • チャレンジャーを狙う際にレンズフレアを追加

開発コメント:150mを超えるとプロトコルのダメージが低下するようになり、戦闘地点から極端に離れた場所からワンショットキルされることがなくなります。また、プレイヤーがライフルでエイムした際にレンズフレアが追加されたので、敵のスナイパーに狙われている際の警告になります。これらの変更により、スナイパーの攻撃を回避したり、スナイパーに反撃するチャンスが拡大するでしょう。*

<サルボ>

  • グレネードの反動を20%減少してより予測可能に
  • 爆発感知範囲: 0.7R(以前は0.65R)

開発コメント:現時点でサルボは最も使用率の低い武器であり、私たちはその原因は予測の難しさにあるのではないかと考えています。この武器を強力にしすぎて屋内での使用をつまらないものにするつもりはありませんが、今回の変更によって以前よりも使いやすくなり、敵の方向に発射した際のランダム性が軽減されるはずです。

<ライアット・ワン>

  • 融合によるダメージの変化: 25/27/29/32/36(以前は26/28/31/34/38)

開発コメント:ライアット・ワンは、効率が良すぎることから初期武器としても最終武器としても圧倒的になりつつあるため、ダメージを若干低下させました。今回は武器性能の変更ではなく全体的なダメージ出力を抑えることが目的ですので、ダメージ低下は全融合レベルを通じて4~5%のみです。

ゲームモードとシステム

<クラウンとショーダウン>

  • クラウン保持者のクールダウンペナルティ: 300%(以前は150%)
  • クラウンビクトリータイマー: 60秒(以前は45秒)
  • クラウン保持者のシルエットの輪郭が黄色に(以前は赤)

開発コメント:特にコンソール版で、クラウン保持者を倒すのが難し過ぎるというフィードバックが寄せられていました。そして、データを調べると、ゲーム内でクラウン保持による勝利が多過ぎることも判明しました。私たちはクラウンがショーダウン中のタイブレーカーとなることを想定しており、これをクラウンラッシュにおけるメインの勝利方法にするつもりはありません。

パッチ1.1ではハッククールダウンペナルティとビクトリータイマーが増加することで、クラウン保持者が感じるプレッシャーが大幅に高まります。すべてのプレイヤーが楽しめるようにしながらも、クラウンによる勝利が簡単になり過ぎないように、今後も改善を行っていく予定です。

<エイムアシスト>

  • コントローラ―のエイムアシスト設定を単なるオン/オフではなく、スライダー(0~100)に変更。
  • PC版のコントローラーのエイムアシストを低下。

開発コメント:エイムアシストの狙いはあらゆるプレイヤーに良好な体験を提供することであり、特定のコントローラーに優位を与えることではありません。データを調べると、PC版のコントローラーはキーボード&マウスと比べて武器効率が少し高いことが分かったので、エイムアシストの強度を低下させました。これはPC版のコントローラーのみが対象です。

エイムアシストは多くのプレイヤーにとって意見が二分される関心の高い問題です。私たちはこのメカニクスに常に注目してきましたが、コミュニティ内の誰もがゲームを楽しめるように、今後も注意深く監視を続けます。

このスライダー設定によって、エイムアシストが単なるオン/オフではなく、好みに合わせてレベルを下げられるようになります。

<数値によるマウス設定>

マウス感度のスライダーに数値が表示されるようになりました。

開発コメント:テクニカルテスト中にPC版のプレイヤーから多く寄せられていた要望にお応えします。これによってマウス&キーボードのプレイヤーが感度を細かく調整できるようになります。

<感度設定>

  • デフォルトのコントローラー感度の設定値を変更(既存の設定は影響を受けません。これは新規プレイヤーにのみ影響します):
  • 垂直感度: 15(以前は20)
  • 水平感度: 15(以前は20)
  • ADS感度(低倍率): 40(以前は70)
  • ADS感度(高倍率): 40(以前は70)

開発コメント:コントローラーを利用するプレイヤーの全体的なエイム難易度を調査したところ、デフォルトの感度の設定値が少し高過ぎることが分かりました。そこで新規プレイヤーのデフォルトの設定値を、コミュニティが使用しているおすすめの設定値に近づけます。これは既存の設定には影響を与えません。

TWITCH CROWNCAST拡張機能

<キュードス>

  • キュードスが大きく、そして長く(7秒)表示されるように
  • 視聴者が発動するたびに、より多くのキュードスが画面上に表示されるように(最低でも3個表示されます)

開発コメント:キュードスがあまり目立たず、見逃してしまうことが多いという意見がTwitchのストリーマーと視聴者から寄せられていました。そこで、視聴者による支援が見過ごされることなく、ストリーマーがもっと楽しめるように、画面上のキュードスの存在感を大幅に高めました。

以前と同様に、キュードスはストリーマーが拡張機能の設定内で有効/無効を選択できます

<ゲームイベント>

  • ゲームイベントのローテーション: イベント3つ(以前は2つ)

開発コメント:試合内で特定のゲームイベントが発動されると、他のイベントが3つ発動されるまでそのイベントが発動することはなくなります(以前のローテーションはイベント2つ)。ひとつの試合で同じイベントを2回見ることは滅多になくなるでしょう。これによって視聴者にとってもプレイヤーにとっても多様性が増し、試合中の同じイベントの繰り返し感が緩和されるでしょう。*

不具合修正

<オンライン>

  • 南北アメリカ以外の地域のプレイヤーが、どのデータセンターにもPingできなかったときにマッチメイキングでエラーが発生していた不具合を修正。
  • 負荷の高い時間帯に最後のプレイヤーとして対戦待ちするとマッチメイキングに長い時間がかかっていた不具合を修正。

<ハック>

  • エリミネートかアシストが必要なチャレンジで、マインハックを使用すると進行または完了しなくなる不具合を修正。

<ゲームプレイ>

  • 地面から武器を拾うと消滅することがあった不具合を修正。
  • 試合終了時に、エリミネート画面が表示される前にチャレンジャーがマップの下にはまって動けなくなることがあった不具合を修正。

<UI>

  • 予定されているメンテナンスのメッセージで月が間違って表示されていた不具合を修正。
  • ウィークリーショップを選択した際にバンドルのサムネイルのサイズがおかしくなっていた不具合を修正。
  • 試合終了時の戴冠セレモニー画面で「STRING」のテキストが表示されていた不具合を修正。

<全般>

複数のクラッシュ問題の修正と全体的なゲームの安定性の改善。