『ローラーチャンピオンズ』クリエイティブディレクター、ゴーティエ・マロにインタビュー!

2019年06月15日| インタビュー| UBISOFTJAPAN

『ローラーチャンピオンズ』を開発するきっかけは?

近年ゲームは1人でプレイするものから人々とシェアするものへと進化しつつあります。ストリーミングしてたくさんの人に見てもらうこともでき、ゲームは一種のショーになってきているのです。ショーのようなゲームを実現するためにプレイヤーの皆さんがスターになれるようなゲームを作りたいと思ったのです。プレイヤーのみなさんはゲームに登場するキャラクターであり、ヒーローなのです。

このゲームを上達するにはコツがありますか?

もちろんたくさんプレイをして練習することが一番です。でも裏技としてバンピングという、斜面から滑り降りる際に膝をまげる動きをすることでスピードを上げることが可能です。これは他のゲームなどには出てこない『ローラーチャンピオンズ』ならではの新しい動きです。タイミングをうまく掴めばどんどん加速することができると思います。でもやっぱり一番重要なのは練習することですので『ローラーチャンピオンズ』が配信されたらたくさん練習してみてください。

E3で開発チームが着ていたTシャツには「UMISAN」と書いてありました。これはスポンサーという設定とのことですが、このように様々なブランドやスポンサーが産まれたきっかけやアイデアはどこから?

このゲームのシステムは、たくさんプレイをして上達していくと、ファンがたくさんつきます。ファンがたくさんいると、スポンサーも付くようになります。このゲームには様々な要素が融合されてできています。それは様々なスポーツが元になったというだけではなく、様々な文化も背景にはあるのです。「UMISAN」は日本人ですがメキシカンの料理を作っています。「UMISAN」のキャラクターは髭の生えたタコですが、そういった異文化の融合をこのロゴでは表しているのです。

もし現実に『ローラーチャンピオンズ』がスポーツであったらトライしてみたいですか?

はい、もちろんです!むしろ『ローラーチャンピオンズ』が実際のスポーツ競技になることは私の夢でもあります。実際のスポーツになったらきっとクールだと思いますよ。

友達とチームとしてプレイしたい場合は、同じチームでお揃いのユニフォームを着ることは可能ですか?

このデモではまだできません。しかし、そのような計画はあります。

キャラクターそれぞれに固有のスキルなどはありますか?

『ローラーチャンピオンズ』ではプレイヤーの皆さんがチャンピオンです。現実のスポーツと同じように速さが武器のプレイヤーがいれば、ジャンプが得意なプレイヤーもいる。実際のスポーツでオフェンスの上手いチームメイトが欲しいときは、オフェンスが上手いキャラクターを使うのではなく、オフェンスが上手いプレイヤーを探すのと同じことです。

将来的にラビッツなど他のユービーアイソフトのキャラクターが『ローラーチャンピオンズ』に登場する可能性はありますか?

もちろん1からキャラクターを作り上げることも可能ですが、もしかしたらほかのユービーアイソフトのキャラクターを登場させる可能性はあるかもしれませんね。

『ローラーチャンピオンズ』はどのようなスポーツに影響を受けて誕生しましたか?

とにかくたくさんのスポーツに『ローラーチャンピオンズ』は影響を受けています。ローラーダービー、ローラーボール、バスケットボール、カーレース、アメフトなどいろいろです。あとこれはちょっと意外かもしれませんが速さだけでなく高さも重要である飛行機のドッグファイトからも影響を受けているんですよ。それ以外にも、僕は小さいころたくさんアーケードのピンボールで遊んでいたので、そのピンボールが出す音や光も『ローラーチャンピオンズ』に組み込まれていますね。だから『ローラーチャンピオンズ』の壁はネオンで光るよ