『レインボーシックス シージ』開発ブログ 「マップのリワークについて」

2018年08月10日| レインボーシックス シージ| UBISOFTJAPAN

『レインボーシックス シージ』のようなゲームでは、すべてのマップが対戦に適していることが必要不可欠です。それを実現するためにもプレイヤーがどのようにマップでプレイするのか、そしてどの爆弾エリアが実行可能であるかを見てきました。マップによっては壁を追加したり取り除いたり、微調整を行うことで対戦に適したマップを作り上げることが可能です。そうでない場合はマップレイアウトの軸となる部分を修正する必要があり、その際にはマップのリワーク(新しく造りなおすこと)が必要です。これらのリワークではどのレベルのプレイヤーの皆さんでもプレイしやすいマップことを前提に、バランスの取れたマップに造りなおすことを目標としています。本日のリリースにもある通り、YEAR 3 シーズン3でもリワークされたマップがゲームに登場します。

レベルデザインチームはマップをリワークする際、全体像を大幅に修正しマップの流れを向上させます。これにより、防衛側のエリアが選択しやすくなります。もちろん良い部分は残したままほかの部分を実用的に修正し、新たな体験が提供できるようなマップ作りを心掛けています。それに加えてマップのレイアウトを変更することにより防衛側が動き回ったり、攻撃側が急襲しているときもさらなる可能性が生まれます。

R6S_Grimsky-map4

マップのテーマやヴィジュアルにも修正が入ることがあります。こういった修正はアートチームが担当します。グラフィックに手を加えるだけでなく、雰囲気やセッティングを向上させたり、このマップのある場所を変更したりします。こういったステップはこのマップをより良いものヴィジュアルにしていくために必要不可欠と考えています。

R6S_Grimsky map2

マップに対戦で活躍できるポテンシャルがあるにも関わらず、まだそれが生かし切れていない場合そのマップはリワークされる可能性があります。例えば爆弾エリアのバランスが取れていなかったり、ローテーションが難しすぎたり、出現地点に問題があったりするとそのマップはヘレフォード基地のようにリワークされたり、タワーのようにランクマッチから外されたりします。プレイリストから外されたからといってそのマップがリワークされたりバフされるとは限りません。しかし一度外すことによって開発チームがそのマップのレイアウトをチェックしたり、プレイ体験を向上させるため必要な修正があるかどうか確認することが出来るのです。