『レインボーシックス Eスポーツ』APACプログラム概要公開!

2020年05月27日| レインボーシックス シージ| UBISOFTJAPAN

2020年の「Six Invitational」にて『レインボーシックス シージ』Eスポーツにおける新たなプログラムが発表されました。ヨーロッパ、北アメリカ、ラテンアメリカ、APACの地域では、それぞれ独自の地域プログラムによる活動が開始され、その全てが頂点である「Six Invitational」へと繋がっていきます。

APAC地域に向けた新たなAPACプログラムは、6月23日から始まります。

この新たなチャプターの始まりとなるAPACプログラムの詳しい情報について、ここに記載します。

グローバルプログラム・地域プログラムによる全体の構造

世界の各地域で開催される地域リーグは、グローバルプログラムに結びつき、すべてがSix Invitationalへの参加資格の獲得へと繋がっています。世界各地のチームは、年間3回のオフライン大会である「Major」大会と、地域リーグを通じたランク付けで、スコアを競います。

3月から翌年の2月まで、1年を通じて行われるシーズンは、4つのクォーターに分かれています。最初の3クォーターは、それぞれ5週間続く地域リーグで構成され、「ステージ」と呼ばれます。そして、それぞれの「ステージ」の最後では、世界の4つの地域から各4チーム、合計16チームが世界各地で開催されるオフライン大会「Six Major」に集い、「ステージ」の世界一を競い戦います。

各「ステージ」の勝者は統一基準によるポイントと、賞金を獲得することができます。

3つの「ステージ」の後、最後のクォーターでは、各地域のファイナルと地域の代表により、『レインボーシックス』プロリーグの頂点であるオフライン世界決勝大会「Six Invitational」でその年の最高のチームを決定し、1年が締めくくられます。

「ステージ」の累計ポイント以外に、地域リーグのオープン予選を通じて、各地域より1チーム、合計4チームが「Six Invitational」への参加資格を獲得するチャンスがあります。これにより「Six Invitational」への出場チームは合計で20チームとなります。

2020年は新制度への切り替え期間のため、2020年は2ステージしかなく、「Six Major」も2回の開催となります。

APACリーグ

2020年の6月から始まる新たなAPACリーグは、NorthディビジョンとSouthディビジョンの2つに分かれます。2つのディビジョンは以下のとおり構成されます。

各ステージの最後には、各ディビションのトップチームが集まる「APACプレイオフ」を実施し、「Six Major」に向けたAPAC代表チームを決定します。

  • Northディビジョン:日本、韓国、東南アジア(タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピン、台湾)
  • Southディビジョン:オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド、ポリネシア、ミクロネシア、メレネシア)、南アジア(バングラデシュ、インド、ネパール、パキスタン、スリランカ)

Northディビジョン

Northディビジョンには、日本、韓国、東南アジアから12チームが登場します。2020年のシーズンの出場枠は次のように分かれています。

  • 招待チーム:6チーム
  • 予選通過チーム:6チーム

Northディビションのオンラインリーグはスイス式のトーナメント方法を用いて、5週間にわたり開催されます。実施日にはで1日あたり6試合を行います。各ステージは2つのトーナメントで構成されており、それぞれ5ラウンドに制限され、合計10日間のプレイ日数を予定しています。第1ラウンドの対戦カードはランダムに選出され、その後は勝敗率が同じ、またはもっとも近いチーム同士が対戦します。例えば、ラウンド2ではラウンド1の勝者は他の勝者と対戦し、ラウンド3では1勝1敗のチームは同じ戦績のチームと対戦します。

試合結果をもとに、各ステージの最後に、「APACリーグプレイオフ」に出場するNorthディビション代表の6チームが決定します。順位は両トーナメント、全チームの勝敗率によって決定します。第2トーナメントの方が、より重要になっています。例えば、もし2チームが同じ勝敗率で両トーナメントを終了した場合、第2トーナメントでより良い成績のチームが、より良い最終順位になります。

3つのステージ終了後、結果を集計し、最終的なNorthディビジョンのランキングを決定します。上位8チームは、次のシーズンに引き続き招待されます。下位の4チームは、昇格・降格トーナメントへと移動し、次のシーズンの出場権をかけて戦います。昇格・降格トーナメントでは、それぞれの国の国内大会の優勝チームと対戦することになります。

Northディビジョンは毎週火曜日、木曜日の19時から「レインボーシックス Eスポーツ」公式チャンネルにて配信します。

YouTube Mildom Twitch  Periscope (Twitter: @Rainbow6JP)

APACリーグ Southディビジョン

Southディビジョンにはオセアニアと「レインボーシックス Eスポーツ」初となる南アジアが参加します。

オセアニアからは、オーストラリア、ニュージーランド、ポリネシア、ミクロネシア、メラネシアから8チームが出場し、オセアニア代表を決定するオンラインリーグを実施します

南アジアからは、バングラデシュ、インド、ネパール、パキスタン、スリランカがオープンオンライントーナメントとプレイオフを戦います。

Southディビジョンプレイオフ

各ステージのSouthディビジョン終了時、「Southディビジョンプレイオフ」が始まります。オフラインによる大会で、次のSouthディビジョンの4チームがダブルエリミネーション方式で戦います。

  • オセアニアナショナルズ優勝チーム
  • 南アジアナショナルズ優勝チーム
  • オセアニアナショナルズ2位チーム
  • 南アジアナショナルズ2位チーム

勝ち抜いた上位2チームが「APACリーグプレイオフ」へと進みます。

APACリーグプレイオフ

Northディビジョン、Southディビジョンそれぞれのプレイオフが終了後、各ディビジョンを勝ち抜いてきた8チームが集まり、「APACリーグプレイオフ」が始まります。出場枠は以下のとおりに構成されています。

  • Northディビジョンリーグの上位6チーム
  • Southディビジョンプレイオフを勝ち抜いた2チーム

この8チームがダブルエリミネーション方式で戦い、上位4チームはAPACリーグの代表の誇りを胸に、「Six Major」へと出場することができます。また、「Six Invitational」に向けたグローバルランキングに重要なポイントもその順位に応じて獲得することができます。

「Six Major」への参加ができなくても、「APACリーグプレイオフ」の5位から8位までのチームは、グローバルランクのポイントを獲得することができます

APACリーグファイナル

APACリーグのシーズンの締めくくりは、そのシーズンで誰が最も優れたチームだったのかを決める「APACリーグファイナル」で終わります。

3シーズンの結果である、North、Southディビジョンの最終順位をもとにその出場資格は決まります。

  • 3ステージを通じた、Northディビジョン上位3チーム
  • 3ステージを通じた、Southディビジョン(オセアニア、南アジア)の上位1チーム

このイベントはシングルエリミネーション方式で、ベスト5のチームでグランドファイナルを戦います。勝者はAPAC地域のチャンピオンの称号を手にします。

APACナショナルズ、新たなエコシステムの構築へ

APACチャンピオンになることはAPAC地域において究極のゴールです。しかし、そのトップを取る前に、チームは各国で開催されるナショナルリーグ(例:ジャパンナショナルズ)を通じてその技術を磨く必要があります。

新たなシーズンの始まりとともに、各国のローカルリーグはグローバルプログラムの中で重要な意義を持つことになります。多層的になっていくEスポーツシーンが形成されていくことで、あらゆるレベルのプレイヤーが競い合うことできるようになっていきます。ローカルリーグのトーナメントは「レインボーシックス Eスポーツ」のエコシステムの土台を作る重要なトーナメントです。ここからどんなプレイヤーも、チームも、「Six Major」や「Six Invitational」への道が始まるのです。

Southディビジョンナショナルズ

上記のとおり、各ステージごとにオセアニアと南アジアのナショナルズは、「Southディビジョンプレイオフ」へと進み、「Six Major」出場を目指して「APACリーグプレイオフ」へと進みます。

Northディビジョン ローカルリーグ

シーズンの終わりにNorthディビジョンのローカルリーグで優勝したチームは、昇格・降格システムにより、Northディビジョンの下位4チームのうちの自国の下位1チームと対戦し、勝利すればそのチームと入れ替われる機会があります。

降格枠の4チームの内訳は以下のようになっています。

  • 日本:1チーム
  • 韓国:1チーム
  • 東南アジア:1チーム
  • Northディビジョンのトップ8において最も代表が少ない地域:1チーム

Northディビジョンリーグの最下位4チームに特定の国が入っていない場合、その国の代表がそのままNorthディビジョンへと昇格します。

例えばもし、日本チームがシーズンの終了時にNorthディビジョンリーグの最下位4チームに入っていない場合は、「ジャパンナショナルズ」の優勝チームがそのまま次シーズンの枠を獲得し、Northディビジョンリーグにおける日本のチーム数が5チームに増えることになります。

オセアニアナショナルズ

8チームで構成されるラウンドロビン方式で戦います。各チームは全チームとそれぞれ1度は対戦をします。ステージ終了時、上位3チームが「Southディビジョンプレイオフ」へと出場します。

昇格・降格システムに関しては後日お知らせします。

南アジアナショナルズ

4つのオンラインオープン予選が行われます。各オープン予選は、シングルエリミネーション方式で行われ、上位2チームがクローズド予選へと進みます。

3日間に渡り、8チームが参加するクローズド予選はダブルエリミネーション方式で行われます。ベスト5で決勝が行われ、上位ブラケットの勝者にマップアドバンテージが付与されます。勝者は「Southディビジョンプレイオフ」に出場することができます。

新たな配信体験に向けて

2020年のシーズンにおいて、ユービーアイソフトはEスポーツリーグの視聴体験を更に高めるため、最先端の配信スタジオをフランス・パリに開設し、APACリーグNorthディビジョンの試合の英語配信を、新スタジオよりおこないます。このAPAC地域の新しい本拠地と呼べる新しいスタジオの紹介をキャスト、ユービーアイソフト社員一同楽しみにしています。

このスタジオを実際に見ていただくまで、サプライズを残しておきたいですが、このスタジオでできることを少しだけお伝えします。

  • スポーツ配信時にキャスターが使用することができるツールや素材の提供
  • 選手のより深い情報をお届けする、アナリスト専用のエリアの設置
  • 試合中にプロチームが繰り広げた名シーンのデータベースや編集素材など新しいタイプのコンテンツ
  • 視聴者にとってより魅力的な配信が可能な配信設備の完備

現在の状況下において、私達のスタッフやパートナーの健康を最優先事項としているため、この新たなスタジオはAPACリーグ初日に向けた準備ができていない状況です。試合開始の6月23日には、このスタジオでの配信を少しだけ見ることができる予定です。これは現在の状況を踏まえた一時的な解決策であり、状況が改善され次第、このスタジオは本格的に稼働し始めます。詳細はまた後日公開予定です。