今月のシャチョー

2017年09月27日| UBIDAY / シャチョー| UBISOFTJAPAN

Facebookで第66回まで続いた「今日のシャチョー」が場所をUBIBLOGへ移してリニューアルオープン!ユービーアイソフトのシャチョーであるスティーヴ・ミラーがゲームのことや会社のこと、プライベートなことなど書いていきます。

 

皆さんこんにちは。

今回は #UBIDAY2017がもうすぐ開催ということで、UBIDAYについて話していきたいと思います。

まだシャチョーがユービーアイソフトに入社する前、ユービーアイソフトは東京ゲームショウに『PETER JACKSON’S キング・コング オフィシャル ゲーム オブ ザ ムービー』のブースを出展していました。

ユービーアイのコアなファンの方は覚えていらっしゃるかもしれません。違う会社に在籍していた私もその出展していた様子を見た覚えがあります。そのころはまだ海外産のゲームがあまりメジャーではなかったので、きっとユービーアイにとってそこまで良い結果ではなかったかもしれません。

なので、そこから数年間、東京ゲームショウを含め、何のイベントにも参加しなかった、という経緯があります。

で、ユービーアイソフトからも『アサシン クリード』などのタイトルを発売するようになり、本社からの意向もあって2009年に再チャレンジとして出展することになりました。そこでは、お金も時間も掛けたのでかっこいい(当社比)ブースが出来上がりました。来場してくださった皆様にも好評をいただいたので、翌年にもう1度出展する事になりました。

本社は、人も予算も手間もかけてくれました。でも、弊社のブースは、日本向けというより全世界向けの「UBISOFT」のブースになってしまっていたんですよね。

日本のユービーアイソフトファンへの焦点がずれてしまい、『アバター THE GAME』や『マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス』などを広めようとしていました。

この時の問題の1つとしては、弊社はZタイトルが多く、われわれの思い通りに出展できなかった点です。もう1つは会社全体にとって大事なタイトルを出展したわけですが、必ずしもそれが日本のマーケットに即したものではなかったということです。なので、予算をかけたわりにはいい結果が出たわけではありませんでした。

そこで、一度考え方を変え、自社のイベントをやってみよう。自分たちのイベントだったら日本のユービーアイに合うようなタイトルを出展できるし、日本の大きな会社に埋もれることもない、という考えでUBIDAYを始めました。

1年目のUBIDAYでは物販やステージ、そしてやりたいようなハンズオンステージを設置することが出来ました。それは会社にとっても良かったし、ファンの方にとっても良かったんじゃないかな?と思いたいです。

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UBIDAYでは毎年新しいことをやりたいと思っています。

まず、最初のUBIDAYの物販コーナーでのお支払いは現金のみだったのですが、ご来場くださったお客様の要望を元に、クレジットカードでの買い物をできるようにしました。更に、会場の様子を見たりお客様の要望から、購入してくださった商品を会場から送れるように配送サービスも導入しました。

SNSを使って発信していくのも2014年ごろから開始しました。遠方にすんでいる方や予定の合わなかった方がたくさんいらっしゃるので、生配信をして現地にいけなくても楽しんでいただけるものを提供していきたいと思っています。

シャチョーを含め社員はUBIDAYを毎年進化させていきたいと思っています。スペースやそのほかの要因でできる事に限りはありますが、来て下さった方や残念ながらこられなかった方も含めて皆様が楽しみ、そして周りの人に広めたくなるようなイベントを目指しています。

一方でご来場くださる人数が限られているということです。TGSは20万人規模なので一度にたくさんの人がいらっしゃいます。UBIDAYではその規模は無理ですね、というか無謀ですかね。そして1日で1箇所でしか開催できていない。関西や他の地域でもやってみようかということは毎回議題に上がるのですが、現状はそれを実現するリソースや予算などが確保できない状況です。

ですが、ファンの方もよろこんでくれて本社も応援してくれているので、今後もこのイベントを続けていきたいと思っています。

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先ほどUBIDAYでは新しいことにチャレンジするといいましたが、今年のUBIDAYでもそうです。つい先日、日本のプレイヤーがe sportsに参加して、賞金をもらえるようなプロをライセンス化するような案が発表されました。ユービーアイソフトもe sportsにどんどん力を入れていきたいと思っています。今年のUBIDAYでは『レインボーシックス シージ』と『フォーオナー』のオフライン大会の場が設けられています。初の試みなので上手くいくか不安がある、反面とても楽しみにしています。現在日本では『レインボーシックス シージ』のプレイヤーは数十万人にのぼります。なので『レインボーシックス シージ』だけでもイベントが出来るくらいですが、今年はUBIDAYのスペースを借りて行う予定です。

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もう1つの目玉は『アサシン クリード』のカムバック!

昨年も映画はあったものの、『アサシン クリード』のゲームはありませんでした。過去数年で、『アサシン クリード』のスタジオが納得のいく作品が出来るように十分な時間を与えて、アサシン クリードファンの方だけではなくRPGのファンの方々にも喜んでいただけるような作品になっています。UBIDAYでもたくさんの試遊台を用意していますので、ぜひ体験してほしいです。今年のUBIDAYが1ヶ月ほど前倒しになったのも『アサシン クリード オリジンズ』のタイミングにあわせてのことです。なので場所も変わって渋谷になりましたが、ぜひお越しください。

また、コスプレコンテストに応募してくださった皆様、ありがとうございます。皆様の気合の入った姿を楽しみにしています。

そして毎年恒例となったラウンドテーブル、物販ももちろんやりますよ。

ヒカリエホールは屋内なのでどの天候でも楽しんでいただけるとは思いますが、やはり当日は良いお天気であることに越した事はありませんので、今からスカっと晴れる事を祈っています。

UBIDAYの間は私も1日中うろうろしています。インタビューを受けたり、偉い人の面倒を見ないといけないこともあるのですが、それ以外はファンの方に声かけていただいたり、コスプレ見せていただいたり、お土産いただいたり皆さんと接する時間が多くなりました。

今年も会場にいますのでぜひ声を掛けてくださいね。

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