『アサシン クリード オリジンズ』古代エジプト、主人公、アクションRPGの要素について知っておくべきこと

2017年07月19日| アサシン クリード オリジンズ| UBISOFTJAPAN

By Mikel Reperaz (Ubiblog編集者)

 

ピラミッド、オアシス、古代エジプトの文化の激動を題材とした『アサシン クリード オリジンズ』は、『アサシン クリード』シリーズの起源となるタイトルです。

 

『アサシン クリード』らしさを残しつつ今までのシリーズにない新しい要素を作るため、ミッション、マップ探索、ミッション構成方法など全てを細かくチェックし、開発しなおしました。『アサシン クリード オリジンズ』の世界には精巧な武器や最新のテクノロジーは存在せず、古代の神々やミステリー、そして自由があふれています。私たちはE3 2017で公開されたデモで『アサシン クリード オリジンズ』の世界の一部であるファイユームを探検し、開発者たちと話してその世界を垣間見ることが出来ました。

ここで10月27日に発売される『アサシン クリード オリジンズ』の知っておくべきポイントをお伝えしましょう。

 

古代エジプトへようこそ

『アサシン クリード オリジンズ』のゲームディレクターであるアシュラフ・イスマイル(以下アシュラフ)は、ゲームの中の広大な世界を作ることを得意としています。彼は『アサシン クリードIV ブラックフラッグ』の開発も手がけ、広大なカリブ海を作り上げるのに貢献しました。そして、彼のチームは今までのゲーム開発で培ってきたノウハウを数多く存在する魅力的なアクティビティにあふれた古代エジプトを作り上げるのに活かしたのです。

アシュラフ「技術面から見ても私たちは広大な土地を作り上げることに長けています。1つの都市だけではなく、大きな国の中にいくつもの都市と村、たくさんの地形があふれているのです。」

「普通の人々はエジプトと聞くと砂漠をイメージするでしょう。」ゲームのクリエイティブ・ディレクターであるジーン・ゲドン(以下ジーン)は語ります。「でもエジプトはそれだけではないのです。ナイルデルタ、ナイル川、そして数え切れないほどのオアシス。ナイルデルタの緑やファイユームのオアシスなど全てが合わさると最高の舞台が出来上ります。」

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ファイユーム地区はゲームのほんの一部で、E3のデモはファイユームのさらに小さな一部を切り取ったものでした。でもそんな小さな一部でも多様性のある場所が無数に確認できました。E3デモで見せた場所には、豊富な寺院や神秘的な遺跡などがモエリス湖というワニのあふれる大きな湖の周りに点在しています。この場所でプレイヤーは街の秘密を調べたり、傭兵のように剣を振り回したり、危険な動物たちと戦ったりと、様々なことができるのです。

『アサシン クリード オリジンズ』の主人公バエク。彼はメジャイの最後の一人です。このE3のデモでバエクは馬にまたがり、崖や砂丘に囲まれた地を自由に駆け回ることができます。道に沿って進むと、モエリス湖とそれを囲む町の美しい景色が広がります。この谷の入り口の両側には2つのファラオの像が建っていて、これらの像はギリシャの-プトレマイオス朝によって忘れ去られそうになっている歴史の産物であることがすぐに分かるでしょう。

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「エジプトの歴史は今より何千年もさかのぼります」チームに在籍する歴史学者であるマクシム・デュラン(以下マクシム)は語ります。「エジプトの文明は、『アサシン クリード オリジンズ』が舞台としているプトレマイオス朝エジプトの3000年ほど前から始まりました。そしてこのプトレマイオス朝エジプトは300年ほど続くのです。」

ファイユームの地は臨場感にあふれています。モエリス湖の南にはユーヘメリアが位置しており、そこに建っている豪華なヴィラの周りにはぼろぼろの貧しい住居が立ち並び、波止場に近づくにつれどんどん貧しさが顕著になっていきます。町の中心から伸びている道を進むと、市場を通ってディオニシアスの農地へと進んでいきます。とても燃えやすいであろう藁でできた屋根の小屋には、ギリシャスタイルの布がかかっている建物やワニの神ソベクのために巨大な石で作り上げられた寺院が存在し、強いコントラストを生み出しています。

アシュラフ「この世界に住むNPCは当たり前なことを言いますが、一日中予定があります。彼らは仕事、睡眠、食事、トイレなど様々なことをしながら生活しています。農家の人は畑を耕し、聖職者は儀式や祈りをささげ、盗賊は待ち伏せして盗み、プトレマイオスの護衛はパトロールして住民を守ったり貨物を運んだりします。こういった全ての行動は昼と夜の生活サイクルに合わせて行われているので、プレイヤーは特定のキャラクターとどこで会うか、暗殺するか、攻撃を仕掛けるか、盗むか、潜入するかなどをこのサイクルを利用して決めることができます。」

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ディオニシアスを過ぎると、ヤギやハイエナ、コブラやラクダに乗った盗賊たちが潜む砂漠に出ます。砂丘には住居地はもちろん、バエクにとって魅力的、かつ見つかりにくい重要地点などが散らばっています。

今までのゲームとは目的が少し変わりますが、ビューポイントは点在しています。デモの中ではマップを見せるというよりは、シンクロしてファストトラベルできる場所としてアンロックしたり、さらにクエストの可能性のあるところや重要地点を”?”マークとして表示するために活用されていました。

ファストトラベルを使用するのは味気ないということであれば、馬やラクダ、そしてチャリオット(戦闘用馬車)を使っても早く町を回ることが可能で、これらは家畜小屋で購入していつでも口笛1つで呼び寄せることができます。さらに、これらの利点は移動するためにずっと操作をしていなくてもいい点ではないでしょうか。もし自動操縦させたければ道なりに進むように命令が可能で、目的地に着いた際に合図をするだけで止まってくれます。家畜小屋は4種類のショップの1つです。鍛冶屋を訪れて常にアップロードされている武器や盾、新たな服を作ってもらったり、希少なアイテムやミステリークレート(デイリークエストで手に入れることが可能)などを手に入れることも可能です。

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ファイユームの一番の宝はモエリス湖そのものです。岸にはフェラッカ船という小さな釣り船があり、風の方向に関わらず湖をハイスピードで渡ることが可能です。もし湖を移動している最中に船が立ち往生してしまったら漁夫が舵を取って軌道修正してくれますが、その時以外は船首に静かに座ってプレイヤーに船の舵を取らせてくれます。湖の周りをパトロールしているような大きな船は自分の思い通りにならない場合があります。そういった船には数多くの傭兵が乗っていて、プレイヤーの船に気が付き攻撃してくる以外にも、気づかずに衝突してきて船を破壊されてしまうこともあります。そういったときには相手の船に侵入しアサシンブレードで敵を倒して戦利品を獲得するのも良いリベンジかもしれません。

モエリス湖を潜ると、ここがなぜ特別なのかが分かるでしょう。『アサシン クリード オリジンズ』はシリーズで初めて水面下の探索も他の場所の探索と同様シームレスに行うことができるようになりました。モエリス湖で注目すべきはソベクの像があるプネフェロスの沈んだ寺院や黄金の宝が眠っている船の残骸などです。どちらもバエクの能力(アイテムや重要地点を光でハイライトすることのできる能力)を活用するのに最適な場所です。

 

街はもちろん、水面下の探索もシームレスに行える

 

宝を求めて水にもぐるにしろ、ただ泳ぐのを楽しむにしろ、野生動物に対して常に警戒を怠ってはいけません。モエリス湖にはカバやワニがたくさん生息していて、漁船やプレイヤーを攻撃してくることがあります。ラッキーなことに、今まで以上に自由になった戦闘システムのおかげでこういった危険な野生動物にも立ち向かえる様になりました。

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全く新たな戦闘方法

バエクは歴代のアサシンたちには無かったアビリティを持っています。特に注目すべきなのは、戦闘へのアプローチです。今までの「アサシン クリード」シリーズでは、少人数の相手をカウンターで次々と倒していく方法が主流でした。それに比べてバエクの戦法はより直接的でアグレッシブです。彼の近接戦法はコンボストライクや回避などが中心ですが、槍などで遠距離から敵を攻撃したり、ステルスでひとりずつ倒していくことももちろん可能です。接近戦では、敵は慈悲無き戦いを仕掛けてくるでしょう。プレイヤーが目の前の敵を倒すのに夢中になっている間に新たな敵が乱入してきたり、遠くから矢を射てきたりするので、そういう時は回避ボタンが役に立ちます。さらにバエクは盾を使って攻撃を防御でき、それ以外にもパリィで敵のバランスを崩すことも可能です。さらにコンボの最中に煙幕を使うこともできるので、息を整えたいときなどに便利です。

アシュラフ「戦闘システムが変わったのと同時に、操作性も変わりました。デフォルト設定の操作は、今までのアサシン クリードとは大きく変わっていますが、今回の戦闘システムにはとても合っています。今までのコントロールを使いたい人は設定で変更が可能です。新たな操作は、それぞれの武器の特徴を良く知ることがカギです。また、敵が使っている武器にも注目しましょう。なぜなら彼らの武器が彼らの動きを左右することになるからです。」

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敵をロックしたり、すぐに別の敵へロックを切り替えたりできるバエクは、軽攻撃や敵の盾も吹き飛ばすことのできる強攻撃を組み合わせて戦います。さらに、画面のしたにアドレナリンメーターが表示され、戦うとメーターがたまります。そして、メーターがフルにたまると、強い敵の防御も貫く強力な攻撃を繰り出すことができるようになったり、素早く動けるようになったりダメージ耐性があがります。

これの楽しいところは、1つの武器を使ってアドレナリンを上げることも他の武器と切り替えて多彩な攻撃をしかけることも可能です。これにより、近接武器の組み合わせが更に楽しくなると思います。

ファイユームのデモの冒頭では、バエクはブロンズのケペシュ (鎌状のエジプトの剣)と距離のために攻撃力が低い「鉄製の弓」を持っています。オープンワールドにたくさん点在している様々なレアリティの新たな武器は、傭兵の野営地を少し探せば手に入れることができるでしょう。

武器のカテゴリーは通常の剣、鎌状の剣、デュアルブレード、重いこん棒、笏、弓、からなっていて、素手でも戦うことができます。目的に合わせて武器を集めることができ、バエクのレベルが上がれば他の近接武器や弓をメニュー画面を介さず切り替えることのできるクイックスワップスロットをアンロックすることが可能です。

 

狙いを定めた一発でライオンやハイエナが捕らえられている檻を開け、
敵の注意をそらせ

 

ある一定の敵に対して、より効果的な武器が存在するとアシュラフは言います。

アシュラフ「例えば、盾を持っている敵には重い武器を使うべきです。そうすれば、盾を使った防御を効果的に破ることができます。でももし回避するのが素早い敵ならば、重い武器を使って攻撃するのは難しいですよね。そういう敵には距離をとって攻撃できる武器のほうが効果的なのです。」

敵と近くで戦いたくない場合は、弓を使うといいでしょう。スタンダードな「ハンターの弓」は、より長距離から敵に向かって矢を射ることができます。この弓は長距離に向いていますが、その他にも異なる機能や特徴を持つ弓を集めることができます。

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複数の敵に囲まれたときは「戦士の弓」が効果的かもしれません。この弓は一度に5本の矢を射ることができ、ショットガンのように広がって発射されます。「軽装の弓」も5本の矢を発射しますが、弓を引くことなく発射させることが可能です。「捕食者の弓」はスナイプするのにとても適していて、ファーストパーソンのファインダーがついていて一瞬で矢を放ち、さらには空中で軌道を変えることも可能です。

アシュラフ「大きなカメラの動きなく弓と近接武器を素早く切り替えることができるようにするのは大変でした。プレイヤーは弓が近接でも役に立つことにすぐ気が付くでしょう。例えば、最大数まで矢をつがえた「狩人の弓」は、盾による防御をくずして倒すことが出来ます。「軽装の弓」を使って素早く攻撃すれば、盾を使ってあなたを狙っている敵にダメージを与えることができます。また、「戦士の弓」を使えばいかなる敵でも地面に転ばせることが出来ます。」

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もっと非直接的なアプローチがお好みの方は、狙いを定めた一発を放ち、ライオンやハイエナの檻を破壊して敵の気を散らすことも可能です。さらに、火矢で油の入っている赤い壷を狙えば、小さな敵の船を燃やすことも可能です。(燃えている船に乗っていた敵は他の船に泳いで逃げ移り、そのまま戦い続けようとします)

 

アサシンの能力

バエクはただの戦士ではありません。アサシンである彼は戦場で使える特別なツールや能力を持っています。彼の持つアサシンブレードも体力強化の胸当てやダメージ強化のブレーサーなどと同様、バエクが旅の中でアップグレードしていかなければならないアイテムのひとつです。

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アシュラフ「ゲームの開始時、バエクはアサシンブレード以外のほぼ全てのベーシックなアイテムをもっています。彼の全ての武器はレベル1からスタートして、クラフトすることによってレベルが上がっていきます。そうすると、武器のスタッツも上がり、見た目も変わります。アサシンブレードはストーリーを進めることにより入手が可能ですが、暗殺をしたければアップグレードを重ねる必要があります。アップグレードをしないのであれば、まずステルスで攻撃し、戦闘するしかありません。」

ステルスといえば、敵の陣地は視界が低下し、護衛の一部が寝ている夜のほうが若干潜入しやすいです。もし夜まで時間をつぶすのが億劫なら、バエクを瞑想させて夜まで早送りすることが可能です。

アシュラフ「護衛は夜に寝ていることのほうが多いです。でも、盗賊は夜のほうが活発になるので、待ち伏せされたり攻撃されたりすることがあります。これが夜の欠点のひとつでしょう。」

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デモでは、バエクは敵の動きを数秒間止めることのできる睡眠矢を持っています。これを使えば相手を攻撃したり、逃げたりという貴重なチャンスを作ることができます。さらにはこれを活用して動物を手なずけることも可能です。ワニ、カバ、ライオンなどを手なずければ彼らはバエクの忠誠な供となり、死ぬまで彼の指示に従ってくれます。それ以外にも、火炎爆弾、ポイズンクラウド、罠など、バエクのツールのレパートリーはゲームが進んでいくにつれて広げることが可能です。

これらの能力はスキルグラフにてアンロックでき、そのスキルツリーは狩人、戦士、そして予言者の3つのカテゴリーに分かれていて、それぞれ違ったプレイ方法や機能を持っています。

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アシュラフ「私たちはプレイヤーに自分に合った能力選択を楽しんでほしいのです。狩人は長距離やステルスが好きなプレイヤーに、戦士は近接戦が好きなプレイヤーに、予言者はアサシンの道具や動物を使ったり操作するのが好きなプレイヤーに向いています。」

バエクは暗闇を照らすことのできるたいまつを持っています。たいまつには他の使い方もあり、それを投げることによって一定のものを燃やすこともできます。例えば藁の家や油壷を燃やすこともできます。さらに面白いことができるなら多少のダメージも厭わないと思う人は、俵の形をした干草にたいまつを投げいれ、そこにイーグルダイブするという危険な技を披露することもできます。

アシュラフ「物を燃やしたり、ダメージを与えたりする以外に、火は気をそらさせるのにも有効です。護衛は火の出所を調べて、消火しようと試みます。大きな炎は人を逃げ出させます。ステルスでは役に立つツールとなるでしょう。」

 

今までなかったアドベンチャー

『アサシン クリード オリジンズ』について詳しく知るには、バエクのパートナーである鷲「セヌ」を抜いて語る事はできません。今までのシリーズで使用してきた「タカの目」とは違い、バエクは実際にセヌを飛ばして鳥の視点から地上を見ることになります。それだけではなく、危険となる敵をマークしてくれるため、バエクが彼らの場所を特定しやすくしたり、敵の注意をそらしてれるのです。

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さらにセヌは、近くにある目標地点を見つけてくれます。特に『アサシン クリード オリジンズ』では今までのシリーズに収録されていたミニマップを取り除いたため、スクリーン上に表示されるマーカーにそって次のタスクを見つけ出す必要があります。

ジーン「プレイヤーの自由を奪いたくなかったのです。だからミニマップを取り除きました。我々はプレイヤーの皆さんに、この美しい世界を楽しんで様々な経験をしてほしいのです。」

スクリーン上のマーカーは、いつも場所を確実に表示してくれるわけではありません。それも醍醐味の1つです。デモで最初に課せられた任務は、モエリス湖中を銅像の乗った船で移動しているギリシャ人の情報屋であるホテフレスを見つけ出すことでした。もちろん彼がどこにいるのかはなんとなく分かっていましたが、1つの船を捜すために広大な湖の中を動き回るかわりにセヌを使いました。標的に近づくと、画面上に黄色の印が表示されたので、空中で彼女に回りをスキャンさせ、ホテフレスの船が黄色い丸い印で示されていたのを見つけだしました。

 

プレイヤーの自由を奪いたくなかった。
美しい世界を楽しんで、様々な経験をしてほしい
– ジーン・ゲドン, クリエイティブ・ディレクター

 

ジーンの話から『アサシン クリード オリジンズ』のクエストに対する新しいアプローチ方法が分かってきました。AからB、BからCといったような、チェーンをたどってストーリーを進めるのではなく、次なる目標を自分で探し、好きなときに好きな目標に向かえるようになりました。たとえば、ホテフレスと会ったのち、「ワニ」いう悪党の存在を示す元帳をもった、ホテフレスの妻であるケヌトに会うように指令が出ます。同時にホテフレスの部下と話している間にディオニシアスで、原因不明の攻撃者によって農地を焼かれ、命の危険に瀕している農家の話も聞きます。

この時―この時以外にも、通りすがりの人が何か新しいミッションに繋がるような話をしてくれたときなどプレイヤーはどちらのミッションからスタートしてもいいのです。どちらのミッションを選んでも、ミッションが終了したり、シンクロが途切れてしまうなんてことはありません。ミッションのクエストの最中に別のミッションへ取り掛かり、それが終了してから前のミッションに戻ってくる、ということも可能です。この臨機応変さは、どのようにプレイヤーがミッションに取り組むかにも影響を与えるでしょう。

 

教団の起源

『アサシン クリード オリジンズ』は古代のアサシンがどのようにターゲットを倒していったのかを見るためだけに過去にさかのぼったわけではありません。バエクは最後のメジャイの一人です。メジャイはヌビア人の戦士で、彼らはファラオに数百年にもわたり仕えており、町や寺院を脅威から守って来ました。バエクの故郷であるシワでは、彼はヒーローと称えられています。しかしギリシャのプトレマイオスの影響が強いエジプトの他の地域では、彼は扱いづらい存在だと煙たがられていました。

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マクシム「バエクの時代ではもうファラオがエジプトを統治していなかったため、メジャイは存在意義を失っていました。メジャイの代わりとなる人々が登場したのです。」

バエクはエジプトの神々が自分を助けてくれると信じるからこそ、強固な信念をもってミッションを遂行しようとしています。しかし、そんな彼でさえどんどん成長している世界に適応しなければならないというプレッシャーを感じていました。この彼の適応しようとする悩む姿は「アサシン クリード」によく見られるシンボルの一つであるといえます。

アシュラフ「誰かが急に「フードを被ってみようか」と思ってはじめたのでしょうか?そうではありません。これにはちゃんとした理由があり、その答えは『アサシン クリード オリジンズ』をプレイすれば分かるでしょう」

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『アサシン クリード オリジンズ』は10月27日発売予定です。

※本記事はUbiblogの英文記事を元に作成しています