Benny Benassi

収録曲:Good Girl

個性的なエレクトロニカのクリエイターの一人、Benny Benassiのインタビューを紹介します。
彼は『ルミネス エレクトロニック シンフォニー』(以下『ルミネス』)にも、その特徴的な作品を提供してくれています。

──私たちはあなたの作る力強いサウンドがとても好きで、今回「Good Girl」を『ルミネス』に使わせてもらいました。
自分の楽曲がゲームに登場することについての感想、また『ルミネス』をプレイするのを楽しみにしているか教えてください。
Benny Benassi:まずは、応援して頂いて本当にありがとうございます!
この楽曲がゲームに入っているのは、とても素晴らしいことだと思います。
ゲームの内容もこの曲もエレクトロニカのエンタテインメントですから、きっとマッチするでしょう。
もちろん、ゲームをプレイするのが楽しみです!
──「Good Girl」の歌詞は男性から犬に対しての言っているような内容ですが、一方では、SMプレイのような意味にも取れます。
真相はいかがでしょうか。
Benny Benassi:その通り、男の人が自分の犬と話しているといった歌詞ですよ。
でも、好きな風に受け取っていただいて全然構いません。
──PlayStation Vitaが発売されたら(※)、数万人の『ルミネス』ユーザーがあなたの音楽を聴きます。
初めてあなたの音楽を聴く人もいると思いますが、どうですか?
Benny Benassi:楽曲を『ルミネス』で使ってもらえたおかげで、普段クラブへ行かない人やクラブミュージックを聴かない人にも、僕らの音楽を届けることができますね。とてもエキサイティングだと思います。
※北米、欧州では『ルミネス エレクトロニック シンフォニー』は、PlayStation Vitaと同時発売されました。

Ken Ishii feat. 7th Gate

収録曲:Sunriser (Publicmind Remix)

『ルミネス』に登場する唯一の日本人アーティスト、ケンイシイのインタビューを紹介します。
キューエンターテインメントとケンは長い間一緒に仕事をしていて、彼の楽曲は『rez』(以前キューエンターテインメントから発売された音楽ゲーム)でも登場しています。
彼の最新アルバムの1曲である「Sunriser」は、今作に、より一層きらきらした彩りを加えてくれました。

──あなたは名曲をたくさん作っていますが、今作ではあなたの最新作である「Sunriser」(Publicmind Remix)を選びました。
この選択についてどう思いますか? また特にこの曲のリミックスについてはどう思いますか?
ケンイシイ:そうですね。「Sunriser」はアルバムのタイトル名で、アルバム全体を表すような曲になっています。
リミックスをしたのは日本のアーティストで、僕の友達でもあるPublicmindなのですが、素晴らしいやり方でオリジナル曲をカバーしてくれています。
この曲を選んで良かったと思います。
──あなたの音楽の指標はなんですか?
変化の激しいダンスミュージックのジャンルにおいて、自分のスタイルを守るために何か工夫されていることはありますか?
ケンイシイ:僕は、自分の曲を唯一無二の音楽にしたいと思っています。
2002年に自分のレーベルを設立したときから、ダンスミュージックのトレンドは追わないようにしてきました。
僕にとってテクノは、アイデアさえあれば無限に表現することができるものです。
20年以上前のデトロイトテクノを今でも心において指標としています。
──『ルミネス』には過去30年のエレクトロニカの歴史ともいえる代表曲を収録しました。
エレクトロニカの歴史の中で、あなたは自分をどのジャンルに入れていますか?
ケンイシイ:長いエレクトロニカの歴史をカバーしてるのって、すごいですよね。その一部になれて光栄です。
僕は90年代前半のテクノカテゴリーだと思います。
──では、最後の質問です。今まであなたのDJライブに何度も行ったけど、クラブでは素晴らしい「熱気」のようなものを感じました。
あなたはオーディエンスの声も入っているようなライブCDを出す予定はありますか。例えば、東京のクラブ「Air」「ageHa」「WOMB」でのライブなどです。
ケンイシイ:そうですね。確かにクラブでしか体験できない熱気みたいなものはありますね。
特に今挙げたような東京のクラブでは、魔法のような体験ができます。
Live DJのミックスにオーディエンスの声を足すのは、いいアイデアだと思います。
でも、その場にいて体験することが結局一番なので、みんなクラブに遊びにきてね!

SCSI-9

収録曲:Autumn Love

SCSI-9は、『ルミネス』に華やかで温かみのあるサウンドを提供してくれた、ロシア出身のダンスミュージックデュオです。
「Autumn Love」では重低音が効いたベースの音や、パーカッションの効いたリズム、月明かりに照らされたような弦楽器にファンファーレが合わせられています。

公式サイト:http://www.scsi-9.com/

──これまでにあなたたちの楽曲がゲームに使われたことはありますか。
また、「Autumn Love」という楽曲がゲームに登場することについて、どう思いますか。
SCSI-9:ゲームに曲が使われたのは初めてで、まだ少し実感が湧かないですね。本当に素晴らしいニュースでした。
でも僕たちの知り合いがこのゲームをやって「これはSCSI-9じゃない?」と気づいたら、きっとうちに電話が掛かってくると思います。そうなると絶対楽しいですね。
最近のゲームはグラフィックも、技術も、音楽も発展していますね。楽曲を提供できて嬉しかったです。
──「Autumn Love」はSCSI-9を代表する曲だと思いますか?
また、SCSI-9を初めて聞く人はどの曲から聞くのがオススメでしょうか。
SCSI-9:僕たちは10年以上エレクトロニカ業界にいますが、この業界では、アーティストは長く同じスタイルを維持しないことが多いです。
僕たちが発表した100曲以上の曲にも、全然違う曲があります。
「Autumn Love」が収録されている「Line Of Nine」というアルバムや、「Trapez」や「Force Tracks 」や「 Freizeitglauben」などは、最初に聞くのにいいと思います。
もちろん新アルバムの「Metamorphosis」も聞いてくださいね!2012年3月発売です。
──『ルミネス』は30年間に渡るエレクトロニカのヒットコレクションでもあります。
自分の音楽が世界中の人々に届けられるのはどう思いますか。
SCSI-9:いまは多くの音楽が溢れているので、こういう機会をいただけてありがたく思いますね。
普段、テレビやラジオで世界的に放送されることはあまりないので、『ルミネス』で自分たちの音楽を紹介できて、本当に素晴らしいと思います。
──私たちはロシアにあなたたちのように豪華なエレクトロニカのアーティストがいたことを知って、驚いています。
ロシアのミュージックシーンというのは大きいのでしょうか?
SCSI-9:UKやドイツほどには大きくないです、ロシアにはエレクトロニカの専門雑誌やTVもありません。
でも、今は居場所に関わらず、家からでも簡単に世界と繋がることができるので、ロシアにも若く才能豊かなプロデューサーが現れています。
──音楽のインスピレーションはどこからきますか? 誰から音楽の影響を受けていると思いますか?
SCSI-9:例えば、Matthew Herbert, Mike Ink, Underworld、昔のドイツのトランスなどです。
The Doors, Pink Floyd, The Police, やDepeche Mode.などのバンドからも影響を受けていますね。

Faithless (Sister Bliss)

収録曲:Flyin' Hi

Faithlessはクラブを中心としたヒット曲やフルアルバムの制作、ライブツアーをしているバンドです。
『ルミネス』に収録されている曲はとても静かなので、聴いたらきっと驚くことでしょう。
今回はFaithlessのサウンドエンジニア、Sister Blissのインタビューを紹介します。

──『ルミネス』に使用されてた楽曲「Flyin' Hi」についてどう思いますか、Faithlessとして、また個人的にも感想をください。
Faithless (Sister Bliss)たくさんの曲がある中でゲームにFaithlessの曲が選ばれるのはありがたいことです。いつも聴いてくれている人にも、また違った体験をしてもらえますから。
個人的にはシングルカットされていない、非常に静かな曲「Flyin' Hi」が選ばれたことはうれしいです。
アルバムをちゃんと聞いてくれていることが分かるし、曲を選択をするときに色々なことを考えてくれたんでしょうね。
私もアルバムに曲を収録したときは同じように多くのことを考えました。『ルミネス』のような作品に収録されて光栄です。
──「Flyin' Hi」は最後のFaithlessのアルバムである「The Dance」からの曲です。
ほとんどの人がFaithlessの激しいクラブヒット曲になじんでいますが、こんな風に、優しい一面を見せるのはどう思いますか?
Faithless (Sister Bliss)本当にいいことだと思います。最近アルバムを買わない人が多いので!私たちのほかの一面を表現する、とてもいい方法でした。
クラブ曲になじんでいる人や、ラジオで聞いたりシングル曲をダウンロードしたことしかない人たちは、驚くんじゃないでしょうか。
──私は2000年のPlayStationパーティーでFaithlessのライブを体験しました。とてもラッキーだと思っています。
少しこじつけかもしれませんか、Faithlessはずっとゲームカルチャーと相性がよかった気がします。
その理由は(少なくてもヨーロッパでは)ゲーマー層はよくクラブカルチャーと交り合うからでしょうか。
Faithless (Sister Bliss)PlayStationパーティーは本当に素晴らしかったですね。その頃の私たちはまだ新人バンドだったので、世界中の人たちの前でライブできるのは、とてもよい出来事でした。
特にMaxi(メンバーの1人)はレーシングゲームが大好きですし、出演を頼まれたときにはみんなとても喜びました。
それに、ファーストアルバム「Reverence」の最初の歌詞は「I make no apology for linking my thinking with computer technology(コンピューターテクノロジーと繋がることに謝罪する気持はない)」でしたから、このメッセージのおかげでクラブやフェスティバルだけではなく、ゲームイベントでもみんなと繋がることができました。
エレクトロニカやゲーム音楽が好きな人たちとは自然と相性がよくなるみたいです。
──ゲームと関係のない質問ですが、Faithlessとしての活動と1人での活動、どちらが面白いですか?
Faithless (Sister Bliss)Rollo(メンバーの1人)と現在新しい音楽プロジェクトを計画中で、それはとても楽しいんですが、DJの作業もなかなか大変です。
Faithlessの活動が忙しかったこともあり、しばらくDJとしての活動があまりできませんでしたが、今は新しい音楽をつくることも楽しんでいます。
いずれ、Rolloとのプロジェクトでのライブで、ツアーができればいいなあと思っています。

Amon Tobin

収録曲:Wooden Toy

最新のISAMワールドツアーでも、才能あふれるオーディオビジュアルショーを演出した、Amon Tobin。
『ルミネス』では、彼の作品の中から「Wooden Toy」を選びました。この曲は女性ボーカルのように聞こえますが、驚くことに、男性のAmon Tobinの声を変えて使っているのです。
彼はまさに改革者です。そんなAmon Tobinにゲーム業界での仕事について質問します。

公式サイト:http://www.amontobin.com/ ツイッター: https://twitter.com/#!/AmonTobinHQ

──『ルミネス』に「Wooden Toy」を使わせていただき、ありがとうございます。曲選びの際、あなたの全作品を聞いて、とても興奮しました。
最終的に「Wooden Toy」を使わせていただいたのはとても美しく、歌詞に深いストーリーがあると思ったかったからです。
この曲がどこからインスピレーションを得たのか教えてください。
Amon Tobin:僕のほとんどの曲は新しいことを試した結果の、いわば副産物なんです。この曲は架空のシンガーをつくるアイデアから誕生しました。
自分の声を加工して女性のキャラクターをつくりあげ、歌を歌わせようと思ったんです。
──この曲は本当に細かく作られていて、他の曲とのコントラストも素晴らしい。
あなたの曲の中でこれがゲームで選ばれると思いましたか?
Amon Tobin:ゲームに選ばれるのはこれが最後でしょう。エレクトロニカなのに、まったくエレクトロニカっぽくない曲ですから。こういう曲を選んでくれてありがたい。
──あなたは『スプリンターセル』のゲームサウンドトラックのために沢山の曲をつくった経歴がありますが、これはエレクトロニカのアーティストとしてはめずらしいことですよね。ビデオゲームが好きなのでしょうか?
また、ゲーム用の音楽とゲーム用ではない音楽をどのように作り分けているのですか?
Amon Tobin:残念ながらゲームをする時間はあまりないのですが、時間があればたまにやります。
ゲーム音楽は、プレイヤーに気付かれないように雰囲気とストーリーを強化することができる、技術的な挑戦といえます。
アルバム作りと違う大事なポイントは、音楽がゲームのために作られるということです。雰囲気を壊さないように気をつけながら、ゲーム全体をつなげる重要な役割があると思います。
──あなたの音楽はとても刺激的で、アルバムにもコンセプトがあります。ISAM(コンサートツアー)はどうにかすればゲームになりそうですね。
マルチメディアな展開やゲームには興味はありますか。
Amon Tobin:面白いアイデアですね。ゲームと音楽を結合させる余地はあると思います。
両方とも無限の可能性を持っていて、互いに影響を与えられますから。

The Go! Team (Ian Parton)

収録曲:Apollo Throwdown

The Go! Teamには特定のジャンルがなく、ドラムバトルやインド映画のようなアレンジなど、様々なスタイルが混ざっています。彼らのアルバムは一見エレクトロニカで構成されているように見えませんが、スタジオで慎重にひとつひとつ作成されているものがほとんどです。
メンバーの1人であるIan Partonに、楽曲「Apollo Throwdown」について話してもらいます。

公式サイト:http://www.thegoteam.co.uk/ ツイッター: https://twitter.com/#!/the_go_team

──あなたの音楽はエレクトロニカっぽくない気がしますが、あなたのガレージロックと音のコラージュのコンビネーションは我々にエレクトロニカな印象を残します。
このような評価についてどう思いますか。
The Go! Team (Ian Parton):The Go! Teamは様々な面があります、エレクトロニカもそのひとつです。
ですが、あまり自分たちをダンスバンドだと思ったことはありません。
僕はいつも曲を作るときは、デジタルよりアナログな感じでいたいんです。
──「Apollo Throwdown」はカッコいいビートとファンキーなラップでゲームを盛り上げてくれると思ったので、今回『ルミネス』に使わせてもらいました。
その結果、サウンドトラックの中では目立った曲のひとつになっています。
この楽曲がゲームに登場することについてどう思いますか。また、この楽曲のインスピレーションは何でしょうか。
The Go! Team (Ian Parton):「Apollo Throwdown」で、最新のオールドスクールヒップホップのような曲を作りたかったんです。
この楽曲は、とてもThe Go! Teamぽいと思います。
ギャルギャングとディレイエフェクターにかけたフルートと、ボリウッドがやっているストリング・セクションも使いました。
──『ルミネス||』にもあなたたちの楽曲「Bottle Rocket」が使われています。
『ルミネス エレクトロニック シンフォニー』を通して、自分の音楽を新しい世代のユーザーに紹介できることについてどう感じますか。
我々はとても楽しみにしています。
The Go! Team (Ian Parton):僕もThe Go! Team音楽がクリエイティブなことに使用されるのが嬉しいです。
『ルミネス』はとてもいいゲームですし、新しい世代の人に自分の作品を紹介ができるのはとてもいいことですね。

Howard Jones

収録曲:Celebrate Our Love

Howard Jonesは1980年代に楽曲をヒットさせたのち、2000年代にさらに冒険的なエレクトロニカのミュージシャンとして復活しました。
『ルミネス』では2005年のアルバム「Revolution Of The Heart」から「Celebrate Our Love」を使っています。
Howardと、その楽曲のプロデューサーRobbie Bronnimannにお話をうかがいます。

──あなたが突然「New Song」と「Human's Lib」の楽曲で1983年にエレクトロニカのミュージックシーンに登場した瞬間をよく覚えています。
とても元気が出る曲でした。エレクトロニカというジャンルの中で、あなたは自分の音楽をどのように考えていますか?
Howard Jones:僕はエレクトロニックな楽器で新しいサウンドを探し求めることや、美しい音の組み合わせが大好きです。
どちらもポップソングという形で表現することができるので、エレクトロニカを作り始めました。
──あなたが長い間、音楽を作り続けている理由はなんでしょうか。
新しいだけでなく、素晴らしい曲を作り続けていますが、そのメロディーはどこから浮かび続けるのですか。
Howard Jones:僕は新しい作品を作るのが大好きで、音楽に通してアイディアを伝えたいという情熱があります。
メロディーが浮かぶのは子供の頃、いつも両親が家で歌っていたので、生まれつきのものだと思います。
また、年をとるにつれ、どんどん不協和音にも惹かれるようになりました。最近作曲した合唱作品にもその表現があります。
新しいエレクトロニカの作品を3月から制作し始める予定です。
──人々がゲームを通してあなたたちの音楽を聴くことについてどう考えていますか。
「Celebrate Our Love」がそのための一曲として選ばれたことについてどう思いますか。
Howard Jones:以前にも僕の楽曲がゲームに使われたことがありますが、「Revolution of the Heart」のアルバムからは初めてです。
ゲームの中で質の高い音楽を表現してくれるのがとても嬉しいです。
このアルバムの楽曲はすべて大好きですが、今回「Celebrate Our Love」が選ばれたことは、アルバムのいい紹介になると思います。
──1980年代のアーケードゲーム大流行の時に、ゲームで遊んでいましたか。
また、ゲームについての考え方やゲーム音楽作曲についてお聞きしたいと思います。
Howard Jones:あなたは技術に優れているので、こういうプロジェクトにぴったり合う気がします。
僕は「スペースインベーダー」や「アステロイド」、「ギャラクシアン」の大ファンで、「ディフェンダー」のゲーム機も買いました。ただ、残念ながらゲームをやり過ぎて音楽に集中できないのでやめてしまいました。
それから「Myst」のような問題解決ゲームも好きでした。僕は音楽に関わるものなら、何にでも興味があるんです。
──お2人はどうやってお互いを補い合っていますか。
Robbie Bronnimann:Howardはソングライティングの経験や、優れた演出スキルも持っています。
彼は最近はずっと音楽技術にたいして積極的に関心を持っていましたが、私ほどには実践的ではありません。
彼は即効で良いものを生み出すことが好きなのに対し、僕は時間をかけて小さく細かく取り組んでいくことが好きです。
彼は長い時間ボーカルに取り組むことが好きで、僕はプログラミングとミキシングをすることの方が好きです。
──あなたの楽曲「Celebrate Your Love」を『ルミネス』に使用しました。
この楽曲をどうやって作曲したのか教えて頂けますか。
Robbie Bronnimann:楽曲のアイディアは、多くの音のベースとしてHowardの「Steinway Grand D」(ピアノのモデル)を使うことでした。
まずはたくさんピアノで収録して、そのあとドラムとベースに合わせてさまざまな方法でアレンジしました。
目標を決めて、それを狙いながらアルバムや楽曲の制作をするのは、僕たちにとってはとてもいい方法だと思っています。
──プロデューサーとしてダンス業界のビッグアーティストをリミックスしたことがありますよね。
他のアーティストの作品に参加することと、自分の音楽を作曲すること、どちらの方が好きですか。また、それぞれで好きな面を教えてください。
Robbie Bronnimann:リミックスでは他の人が想像したサウンドを違う方向にアレンジすることができますが、オリジナル曲の一番いい部分を伸ばしながら、自分の音も入れ込むというのは大変なことです。
一方、自分で作曲する場合は白紙から始めるので爽快ですが、最初の一歩から最後まで迷わず作り続けるのに苦労することもあります。
──PlayStation 3を持っていると聞きましたが、自分はコアゲーマーかライトユーザーか、どういったユーザーだと思っていますか。
また、どういうゲームが好きですか。
Robbie Bronnimann:僕ときどき々ゲームを遊ぶくらいのライトユーザーですが、僕のパートナーシンガーであるShaz Sparksは非常に熱心なコアユーザーです。
僕のこれまでで一番のお気に入りゲームはPlayStationの名作ゲーム「ワイプアウト」です。もちろん、サウンドトラックも素晴らしかったです。
──ゲーム音楽の仕事に興味がありますか。もし興味があれば、どのようなことをしてみたいですか。
Robbie Bronnimann:ときどき映画のためにも作曲していますし、音楽と音とビジュアルの融合は大好きです。
ゲームの雰囲気をコンセプトから一つ一つ作っていくのはとても面白そうだと思います。
映画と比べてもそのプロセスは色々な面で異なっているし、チャレンジにもなります。
今は、聞きやすいアンビエント音楽と複雑なビートによるエレクトロニカ要素の両方が含まれている楽曲を作っています。
──あなたの作品を聞きたい人はどうすればいいですか。また、これから何か新しいことを始める予定はありますか。
Robbie Bronnimann:僕はツイッターとFacebookをやっています。シンプルなウェブサイトも作っているので、できたらもうすぐ公開したいと思います。
そして今、僕の愛するものをすべて入れた、初めてのソロアルバムを制作しています。

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