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Assassin's Creed 2 - アサシン クリードII

STORY&WORLD

物語の背景:2つの勢力

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前作『アサシン クリード』の舞台となった12世紀の中近東。そこから地中海を隔てた西方の地、15世紀のイタリアが『アサシン クリードII』の舞台である。
もともとはローマ帝国の一部であったイタリアの都市群だが、『アサシン クリード』でも描かれた十字軍遠征が状況を変える。中近東との交易で経済力をつけ、発言力を強めた市民たちは、ついには領主に献金する見返りとして、都市の自治権を得たのである。こうした「都市国家」はその後大きく発展を遂げ、15世紀には大小の都市国家が成立するに至った。
文化復興運動「ルネサンス」を生んだ、絢爛たる15世紀のイタリア。だが、この地でもまた、「アサシン」と「テンプル騎士団」による、知られざる戦いが繰り広げられていた……。

アルタイルの物語から3世紀、舞台は中近東からイタリアへ──

歴史の陰で暗躍する「テンプル騎士団」と、その野望を阻止すべく戦う「アサシン」たち。
かつて『アサシン クリード』で語られた2つの勢力の暗闘は、3世紀を経てその形と登場人物を変え、『アサシン クリードII』でも引き継がれていく……。

アサシン

身分や所属にかかわらず、宿敵であるテンプル騎士団を葬る暗殺者。その暗殺技術や信条は、教徒や子孫たちに連綿と受け継がれる。
そのモデルはイスラム教・シーア派の分派にあったとされる伝説上の「アサシン教団」。

テンプル騎士団

かつて十字軍とともにイスラム勢と戦った騎士団。彼らの理想とする「新しい世界」を作るため、各地で暗躍する。
実在のテンプル騎士団は、十字軍の時代、聖地巡礼に向かうキリスト教徒を護衛するために結成された。

そして2つの勢力の戦いは、時を経た現代でも続く──