いわゆる“暗殺のプロ”が歴史の舞台に登場した時期は定かになっていないが、11〜12世紀に誕生した「アサシン教団伝説」あたりから世に認知されはじめたようだ。ちなみに日本でも忍者が暗殺を行っていたことが知られている。

暗殺を実行するにあたり、職業的な刺客(アサシン)と対象に身近な人間とで決定的に異なるのが、「対象と面識がない」という点。そのためアサシンには、暗殺術のほかに諜報術も求められた。また、「任務として断続的に暗殺を行う」というのも大きな違いである。アサシンは生還する必要があったため、暗殺の実行と同じくらい逃走を重要視したのだ。ゲーム中でも逃走は任務の大きなポイントとなっている。

職業的暗殺に大きな変革をもたらしたのが銃の登場である。銃は遠方から暗殺対象を狙撃できるため、逃走を比較的容易にした。実際に近世の暗殺事件は、ジョン・F・ケネディやマハトマ・ガンディーに代表されるように、ライフルや拳銃によって実行されたものがほとんどである。

暗殺の第一関門が「対象を知る」こと。事前に諜報を行わないと、暗殺に適した場所や時期をつかめない。

刃物による暗殺は実行後の「逃走」が難しい。アサシンは人混みにまぎれたり、変装したりして逃げたようだ。

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