イメージ_市場での暗殺

イスラム教スンニ派のセルジューク朝は勢力を拡大する一方で、国内のシーア派を厳しく弾圧していた。迫害されて育ったシーア派のハサニ・サッバーフは、セルジューク朝打倒のためニザール派という組織を立ち上げる。そして1090年頃、彼はエルブルズ山脈に難攻不落の城を築き、ここに同志を集って大勢力に抵抗したのだ。これが後のアサシン教団になったといわれている。

立派な城を築いたニザール派だが、強大なセルジューク朝を倒すだけの軍事力は持っていなかった。そこでハサンの考えた対抗手段が「要人の暗殺」である。ハサンは死をも恐れぬ屈強な信徒を使い、将軍や知事といったセルジューク朝の要人を次々と暗殺したという。

1096年から十字軍の遠征が始まると、ニザール派は十字軍と一時的に手を結び両者共通の敵であるセルジューク朝に対抗することもあった。だが、彼らは敵と見なせば勢力・身分を問わず凶刃をふるったため「 Hashshash(大麻中毒者)」と呼ばれ、しだいに十字軍を含む全勢力から恐れられるようになる。

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