1765年 ニューオリンズ
フレンチ・インディアン戦争の終結後、イギリスの手に渡ったこの街は
裕福なヨーロッパ人による奴隷貿易が経済の中心となっていた。
そんな特権と格差の世界でひとりの女性が生を受ける。
彼女の名は「アヴリーン」
幼いころに母親と離別したアヴリーンは、
父親のフィリップ、継母のマドレーヌと共に“レディ” として暮らしていた。
表向きは貴婦人として過ごすアヴリーンだったが、
奴隷解放のために暗殺に手を染める「アサシン」としての裏の顔を持っていた。
奴隷貿易の裏にテンプル騎士団の存在を知ったアヴリーンは、
戦いが本格化していく中で、
テンプル騎士団の「同志」と呼ばれる者たちが探し求める「予言の円盤」の存在を知る。
「同志」とは。
「予言の円盤」とは。
そして、アヴリーンの母親はどこにいるのか。
女性アサシンアヴリーンの戦いが始まる。