『アサシン クリード』シリーズ初のマルチプレイ。プレイヤー対プレイヤーによる暗殺劇を勝ち抜くには、通常のストーリーモードとは異なる注意点がある。
追跡者に見つからないためには、目立たないことが大切。覚えておきたいのは、NPC(プレイヤー以外のキャラクター)は走ったり、壁を上ったりしないということ。活発的に動いているキャラクターは、すべてプレイヤーということだ。自らは静かに見つからないよう動き、活発なキャラクターを探すことを心がけよう。
NPCの集団に紛れ込むと、ほかのプレイヤーが気づきにくくなる。NPCが立ち話をしているところに紛れたり、どこかに向かっている集団の中に入ったりして、身を潜めてみよう。
マルチプレイを行うと経験値がたまり、一定値に達するたびにレベルアップする。レベルアップを重ねていくと新しいスキルを使えるようになるので、セットして使えるようにしておこう。ピンチやチャンスのときに活用することで、勝利に近づくことができる。
マルチプレイのなかで、すべてのプレイヤーが敵となるモードが「ウォンテッド」だ。どこからともなく忍び寄る追跡者を振り切り、自分のターゲットを確実に暗殺するのだ。
自分がターゲットになっている場合は、つねに周囲に気を配ろう。視点を変更したり、NPCに紛れて、敵を見つけ出すのだ。敵に見つかったら、一目散に逃げたり、隠れたりするといい。追跡者を先に見つけた場合は、マルチプレイ専用の「反撃」で倒しておこう。
マップの特定の地点を通ると、扉が閉まったり、鉄格子が降りるなどのチェイスブレイカーが発動する。追われているときに使うと、追跡者の道をふさぎ、逃げきることが可能だ。
自分のターゲットとなるプレイヤーは1人だが、追跡者が複数いることがある。ほかのプレイヤーにターゲットを奪われないためにも、すばやく行動するのだ。ただし、地上を走ると目立ってしまう。早歩きで移動したり、屋根の上を伝っていくといい。
プレイヤーのレベルが5以上になると選べるモード「アライアンス」。「アライアンス」では、2人1チームとなり、ターゲットを暗殺していく。仲間と協力し、勝利をもぎ取ろう。
自分と仲間は、かならず同じ職業になる。そのため、2人が固まって行動していると、同じ職業のキャラクターが至近距離にいることになり、ほかのプレイヤーが怪しむ可能性が出てくる。ある程度距離をとって行動するか、アビリティ「変装」で姿を変えるなどして、怪しまれないよう注意するのだ。
注目する方向を仲間と変えると、2人で広い範囲を見ることができ、敵の接近に気づきやすくなる。また、仲間が追われているときに「爆竹」や「煙幕」といったアビリティを使うと、敵の接近を妨げることができる。
既存のモードを上級者用に調整したゲームモードが、「ウォンテッド・アドバンス」や「アライアンス・アドバンス」といった「アドバンス」だ。各モードのアドバンスは、基本ルールこそ通常のものと同じだが、全体的に防御側が有利になっている。
「アドバンス」では、参加しているプレイヤーと同じ姿のキャラクターが固まっていることが多い。同じ姿の集団からターゲットを見つけるためには、コンピュータのみがひるむ「爆竹」や、ターゲットを割り出す「テンプル騎士団の眼」といったスキルが効果的だ。
通常のモードでは敵の方角と高さを教えてくれるコンパスだが、「アドバンス」では高さを知ることはできなくなっている。ターゲットを探す際は、上下方向も注意して探すことが大切だ。
「アドバンス」に参加するプレイヤーは、レベルの高いものが集まりやすい(たとえば「ウォンテッド・アドバンス」はレベル12以上で参加可能)。レベルが一定以上になると各職業の衣装も変更できるようになるが、画面右上に表示されるターゲットの姿は初期状態のものだ。右上の表示とは異なる場合があるため、いろいろな姿のキャラクターに注意を払いたい。
「マンハント」では、4対4のチーム戦が行われる。攻撃ラウンドではターゲットを暗殺することで、防御ラウンドでは隠れたり逃げたりすることでポイントを獲得できる。
ターゲットが同じ姿の集団に紛れていると見分けがつきにくい。ターゲットと間違えてコンピュータを暗殺した場合は、ターゲットが自分に気づいて逃げてしまう。そのようなときに仲間がいれば、逃げようとするキャラクターに襲いかかってくれることが多い。同様に、仲間が失敗した場合は、自分がフォローに入ることを心がけよう。
防御ラウンドでは、ただ逃げるだけではポイントは獲得できない。ベンチに座る、集団に紛れる、ワラに身を隠すといったことで、少しずつポイントを獲得できるのだ。ただし、敵に見つかった場合は、すぐに対策を講じる必要がある。フリーランで追っ手をまく、チェイスブレイカーを使って逃げ切る、スキルを使って身を隠すなど、状況に応じて行動しよう。
プレイヤーのカスタマイズは最大6種類まで保存できるので、攻撃ラウンド用と防御ラウンド用のものを別々に用意しておくといい。攻撃ラウンドでは逃走用のアビリティは必要ないため、「ピストル」や「爆竹」といった攻撃に役立つアビリティがオススメだ。防御ラウンド用には「煙幕」や「モーフィング」といったものをセットしておこう。
「宝箱争奪戦」は、攻撃側は防御側を暗殺することで、防御側は宝箱を入手することでポイントを獲得できるモード。攻撃側、防御側ともに宝箱の位置を把握することが重要だ。
攻撃ラウンドで防御側プレイヤーを探すにはコンパスが便利だが、宝箱に近づきすぎるとコンパスが使えなくなる。コンパスが使えないときは、視点を変えて怪しいプレイヤーを探したり、ワラの中を攻撃するなどして、つねに周囲に気を配ろう。「爆竹」や「テンプル騎士団の眼」といったアビリティで敵をあぶり出すのも有効だ。
宝箱を取るには、宝箱の近くで一定時間待機する必要がある。待機している人数が多いほど、宝箱を早く取ることが可能だ。また、複数人で行動しているとアビリティを使える人数が増えるので、攻撃側の襲撃にも対処しやすい。集団で行動することを心がけよう。
宝箱には銀色と金色の2種類があり、銀色は100ポイント、金色は400ポイントだ。また、出現中の宝箱が最後の1個のとき、新しい宝箱が出現する前に最後の1個を入手するとポイントが増加する。攻撃側の場合はほかの宝箱が出現するまで時間を稼ぎ、防御側の場合は最後の宝箱は多少の犠牲を払ってでも取るようにしたい。